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告知記事

ココナッツミルクの油分を加熱分離

タイカレーを作ろうとした時に、ココナッツミルクについて調べてみると

>まず始めにココナッツミルクを強火で加熱して、油分を分離させる。

などとWikipediaに書いてある。

他の調理経験などを検索してみても、確かにタイカレーに使う際には油分を分離させるのが常道らしい。

でもココナッツミルクを強火で熱してみるとすごいことになるんです。

缶の種類を3、4変えて試してみたけど同じで、やや泡立ったかと思うと、唐突にボスンボスンと柱が噴き始め、「これはさすがに違うでしょ」と焦って火を弱めることになる。

だけど弱火にしたところで、じわじわと水分が飛んでいくだけで、特段の変化がなさそうな雰囲気だ。

そんなわけで諦めて、いつもはカレーペーストにココナッツミルクを投入する形でなんとなく作っていたんだけども、あらためてココナッツミルクに向き合おうと思い、調べ直してみた。

そうすると「弱火で気長に」と書いてあるじゃありませんか。弱火でいいのかな? やってみよう。

やってみなくちゃわからない。(細野晴臣さんの声で)

●15分経過

15分経過

こんな調子で泡が立っては水分が飛んでいく。

●30分経過

やはり大して変わらない。

調べたサイトでは「15分〜30分」と書いてあったけども………あ、

これか?

缶の中で上澄みと分離している様子とはまったく別の、たしかに油分との分離という感じ。

●45分経過

泡が細かくなって、縁を見るとたしかに分離してきている。

イメージではもっと色の濃い油が出るのかなと思っていた(店のカレーなんかで見るような)。

缶の種類の違いにもよりそうだ。

(今回試したのはこれ

●50分経過

お。ついに底から油が湧き出すような変化になってきた。これだ、この感じだ。

と思ったら数分で、

●53分経過

あー、いいんじゃないでしょうか。

そもそもだいぶ蒸発しているから、これ以上やるとかさが減りすぎる気がする。

400ml缶ひとつだったけど、半分くらいになった印象。こんなに減るなら2缶使っても良いのかもしれない。

しかし50分超もかかるもんなのかな。ココナッツミルクにも1番絞りだの2番絞りだのあるというから、物によるのかもしれない。

玉ねぎx4、トマトx3の分量で作り置きしてあるカレーペーストを入れてみたけど、やはりココナッツミルク1缶では水分が少ない気がした。かといって缶を開けて足してしまっては違いが分からないので、水を1カップ入れてみて、加熱しながら具材を入れたところ。

たけのこ水煮と合わせるならエビの方が……という気がするんだけど、なんで鶏肉かというと、解凍して1日経っちゃった鶏肉をどうにかしようと昨日漬け込んだ時は、インドカレーにしようと思っていたからです。

だからヨーグルト味もついてしまって、もうインドカレーだかタイカレーだか最早どうでもよい感じ。

レモングラスをお茶出しパックにつっこんで投入し、カフィアライムの葉を壊しながら入れて、どうなんかなー、多分レモン汁を入れたくなるパターンだろうと思いつつ、念のため味見をしてみると、なんだか十分な味になっていたので、あれ?と火を止めた。

食べられる味にはなっていたけど、水を足さずに、ココナッツミルクを二倍にした分量でもって油と旨味で汁感が出せたほうがいいんだろうと思う。このバランスだと油が浮くような感じにはなりませんでした。

 

でも確かに、「カレーペーストにココナッツミルクを入れる」のと比べて、「ココナッツミルクを加熱分離させてからカレーペーストを入れる」ほうが、ココナッツの自己主張が抑えられて自然な感じがした。こころなしか胃にもそんなに重くない。

と思いながら小皿で2回食べたら胃が重くなったのでスプーンを置いた。

今度は缶2つで試してみようと思う。


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