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  • bermeinazawa
  • 2016年12月7日
  • 読了時間: 1分

 大体、人は自由に口を開けば八割がた醜いことしか言えないのである。

 おおよそのことは独善か言い訳か、精神的な物乞いに属する。用もないのに口を開けばその日の終わりには惨めな気分になれる。しかしこれはほとんど逃れられない仕組みであるから、いっそ盛大に痴態を晒しあい赦しあおうと覚悟した者共の催事、つまり酒の場が自分は好きだ。

 そのあまりに暖かくみっともないさまに、向かう先の無い勇気を与えられ、そうして残りの人生が数週間は楽になるのである。ただし翌日は犠牲にする。

 いずれにせよ、あまねく人の出力において大半を占めている醜さから、目を背けたい。できるだけ意識を逸らしておきたい。自分の場合はそれが、創作表現に向かうモチベーションの根底にあるのかもしれない。

 そして目の背け方にも人としての様々な姿勢が現れるもので、まさしくそれは音使いの端々に現れることだろう。共鳴してくれる人もいるだろうかと、楽曲の形にして問うのである。

あ、宣伝です(精神的な物乞い)。


 
 
 

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時間が経つほどに客観的に聴けて、なるほどこりゃ凄えわと、当時評価された理由がよく分かってくる。 あいつなんで死んじゃったんだろう。

 
 
 

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